〝ホンモノ〟を追い求めて

〝ホンモノ〟の乳製品とは一体何であろうか。

実際に、私が経験した1980年〜1990年代の学校の給食では、パンと牛乳のセットが多く、CMや学校、両親から牛乳は栄養価が高く骨を強くするんだから飲みなさいとよく言われたものである。そのおかげで、私の幼少期から成長期では1日1パックの牛乳を毎日飲むのが当たり前であった。体は縦に大きくなったが、常に下痢と冷え、鼻炎に悩まされていたのを覚えている。

脱サラ後、インドのラクトオボベジタリアンの町(乳製品と卵はある)に滞在した。今までよりもかなり乳製品の摂取量が少なくなり(地元のインド人がつくるミルク、チーズはほんのたまに嗜好品、日々の過酷なヨガ修行のタンパク源としていただいていた。毎日のヨガ生活や、肉類も摂取していないのもあっただろうが、瞬く間に今まで幼少期から悩まされていた持病の数々が完治したのである。動物性を抜くことは私の体質に合っていたことや、今まで溜まった毒素のデトックス期間となったのもあるだろう。

そして、その後マクロビオティック生活を経験するうち、「乳製品は体に悪い」という言葉を見聞きするようになっていった。また、ヴィーガンとなり、「牛の乳製品は子牛が飲むためのもので人類が飲むべきではない、乳製品はがんの発症率に大いに関係がある」などもよく周りで話題となっていた。何かを信じると視野が狭くなるのは人類の世の常でもあるが、私もその王道を歩んだ。乳製品は悪いものであると信じ、一切の乳製品を口にしなかった。

しかし、多くの学問や経験を積み重ねるうち、私の心の中で、果たして「真の乳製品(質が良い)も悪いのだろうか」自問自答の日々が続いた。普段私たちが口にしているのは、穀物飼育の乳製品である。乳製品はそもそも大昔は、明日を生きるためのほんのたまにいただく大切な命の恵み(牧草のみで育った乳)だったことに気づいていった。インドに滞在した合計2年間の経験もこの頃思い返すようになっていた。質の良い自然な乳製品をほんのたまに、嗜好と滋養と回復(リラックス)のために食していたが、すこぶる体調は良かった。これは、「質」と「摂取量」の問題ではないだろうかと徐々に経験から察したのである。

酪農家の想いをもって従事している人のことを考えたり、乳製品によって様々な料理や美味しさを生み出している料理家のこと。乳製品を日々嗜んでいる人。お肉が好きな人。。何かを悪として、否定することは不調和を生み出すことに繋がり、そういった生き方は私の性分にはそぐわなかったのである。

そもそもveganが主張する、「乳製品が体に悪い」からといって酪農をゼロにすることなど非現実的であるし、全ての人が調和的に解決できる道はないのだろうかと考え始めたのである。質の良い高価で希少な乳製品を、ほんのたまにいただく社会になったらあらゆる生活習慣病、動物への負担、地球温暖化などが改善することを知った。

それと同時に、ヨガの生徒さんの中でギーがまずい、香りが苦手という生徒さんが増えていったのである。その頃、既に質の良い牧草のみで育ったギーを自身でつくって生活に取り入れたのもあり、とても残念でならなかった。

そんなこんなで、様々な出来事が重なった結果、真のホンモノの乳製品(放牧飼育)、そして牧草のみで育ったギーを自分でつくるしかないという決断に至ったのである。まずはじめに取り組んだことは、穀物飼育ではなく放牧ギーを安い価格で消費者にお届けしたいという思いから、海外産のオーガニックのグラスフェッドやグラスフェッドと謳われている乳製品からギーを製造していたが、取引や調査を進めるうちに、「グラスフェッド」「放牧」「のびのび」の表記自体が実は不透明(牧草主体ではあるが、穀物補助飼料15%以上や化学肥料を用いた輸入牧草を使用しているがグラスフェッドと謳われている事実)であることが分かってきた。つまり、そもそもグラスフェッド100%飼育自体現代の環境では奇跡の酪農と言われるぐらい難しさがあるという事実があったのだ。また、グラスフェッド100%だとしても、自然な牧草ではなく、牧草を育てるのに化学肥料や農薬が用いられているのが大半ということであった。

私たちがギーを商品化する意図は、本当に質の良い=牧草飼料100%でノンストレスの乳製品からつくるギーを消費者にお届けし、放牧酪農の必要性、家畜や屠畜の大幅減少、動物保護、生活習慣病の抑制、美容や健康、肥満の抑制、牛のゲップのメタンガス温室効果35%以上による地球温暖化抑止、そして純粋な精神性やアーユルヴェーダの叡智を広めたいことであった。

そこで、国内に視野を向け、牧草飼料100%酪農家を探し、実際に日本全国の現地に趣き取材を繰り返すうち、なんと日本全国約15000軒の酪農家中、たった3軒あるかどうかの水準(約0.02%)であることが浮かび上がってきた。

つまり、今の現代酪農の現実は、本来あるべき姿の牧草飼料100%の酪農(人・動物・自然・地球に持続循環するメリットが多く、ストレス負担が非常に少ない、長い目でみて生産効率も良くなる)はほぼ失ってしまっていたのである。

その理由の詳細は → ◇ 書籍「GHEE -奇跡のオイル-」参照

この本来の高価で希少な微生物の栄養素も含んだ乳製品が世の中に普及したら、ほんのたまの嗜好品として、命の恵みに感謝をしながら一口一口「生きるためにいただく」のであれば、どのように私たちの体に影響するのであろうか。果たして、その時、乳製品は悪のままでありうるのだろうか。。

その中でも、奇跡の酪農と言われる国内唯一100%牧草飼料+野草50種類以上が飼料で育てている酪農家は、岩手県にある田野畑山地酪農のみである。

その乳製品からつくられたギーはこちら →  山地酪農グラスフェッドギー

こちらでは、牛乳、白仙チーズ、山地酪農グラスフェッドバターの他、屠畜も年間数頭のみに限定された希少な限定グラスフェッドビーフを販売しているので、もし病に悩んでいるが乳製品やお肉はやめられない、VEGANだけどこの水準のギーなら取り入れても良いかなと思う人などは、こちらの乳製品を一度購入してみることをお勧めする。これが本物の本来の乳製品の味わいであるのかと驚くであろう。

山地酪農の乳製品はこちら → 田野畑山地酪農牛乳株式会社

 

食べ物は最善の薬である

- ヒポクラテス-

乳製品は知力と滋養を与える食べ物である

-BUDDHA- 

 

 

コメントを残す