エネルギーを作る材料は、単糖類のブドウ糖(※グルコース)が基本だが、3つの生命維持機能(ケトンダイエット)で述べた通りそれ以外からでも作れる。
エネルギーを作る材料
① ブドウ糖
② 脂質(皮下脂肪)
③ タンパク質(非常時)
しかし、今日の栄養学の基本知識としては、
脳と赤血球だけは ①ブドウ糖 だけでしかエネルギーを作ることができないとされている。
これに反し、糖質制限を主張する側は、脂質のケトンエネルギー・タンパク質でもエネルギーは上昇するとしている。脳は短時間でもブドウ糖が不足すると脳細胞が死んで神経障害を起こすことがある。
血液中には全ての細胞がいつでもエネルギーが作れるようにブドウ糖が一定の濃度で循環している。
血液中のブドウ糖の濃度のことを血糖値と呼び、正常値は70〜110mg/dl程度。
身体を構成している37兆個(以前は60兆個)の全ての細胞がいつでもエネルギーが作れるように数g程度(〜10g)のブドウ糖を全血液に溶かし準備している。
しかしながら、血液中のブドウ糖は当然、食後は増加、細胞が活動すると使用されるため減少し、生理機能(ホメオスタシス:恒常性)によって一定に保たれている。
※ グルコース(英:glucose)
分子式「C6H12O6」を持つ単純な糖である。
ブドウ糖(葡萄糖)とも呼ばれる。グルコースは血糖として動物の血液中を循環している。
糖は植物などに含まれる葉緑体において、太陽光からのエネルギーを使って水と二酸化炭素から光合成によって作られる。グルコースは細胞呼吸のための最も重要なエネルギー源である。
植物ではデンプン、動物ではグリコーゲンのようなポリマーとして貯蔵。
グルコースは乳糖やショ糖、麦芽糖、セルロース、グリコーゲンなどといった炭水化物の加水分解によって得ることができる。
監修:ヨガ栄養士&マクロビオティック愛好家