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記事: MACROBIOTIC FOOD

MACROBIOTIC FOOD
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MACROBIOTIC FOOD

『食養法は菜食法でも肉食法でももちろん禁酒禁煙でもありません。それは、食物の一部分を否定したり、尊重したりするものでもなく、戒律を主張するものでもないのです。そんな人間的な小さな立場を捨てて大きな環境-それは時間と空間の世界、すなわち生物学的世界以上の、無限の物理的世界、生命以上の世界を含めたもの-を認識、体得することなので、戒律でも規則でも約束でも修養でも学問でもないのです。新しい意味での自然主義化なのです。何を食っても大自然のある限り健康で生きて行ける方法を教えるものです』
-マクロビオティック創始者 桜沢如一-

ローフード料理、ベジタリアン、ヴィーガン、酵素玄米と10年以上様々な食ライフを取り入れ自炊・実践してきた。
動物性食品を抜いたことで持病が完治した経験もあり、自分は動物性が少ない食事が合っていると確信している。
しかし、体質によってある程度動物性を取り入れた方が良い人もいることも知っている。
子供と大人、老人、男性と女性ではまた異なるだろう。
母親のお腹にいた時に母親が何を摂取していたのかでも
変わってきてしまう。
色々試してきた食事法の中で、安定していて、時代の流行にも影響されず、結局自分の体が快適で調子が良く、心地良く着地した食事法がある。

それが、マクロビオティック料理いわゆる「玄米菜食」である。

つまり、「昔の日本食」にこそ、食養の真髄があるように感じてならない。
玄米菜食だからと言って、創始者の言葉通り、元々マクロビオティックでは特にお肉がダメ、白砂糖がダメ、お酒がダメというものではなかった。

玄米菜食が軸にあれば、たまにお酒を飲んだり、たまに動物性の命を
いただいても構わない。
それは、自然なことであり、決して、動物保護の観点から離れているわけではない。
むしろ、「命」に対して向き合ってきたからこその辿り着いた一つの答えである。

言葉を定め、その枠で生きるような指針、規律はとても生きやすくシンプルで分かりやすく便利なものである。
しかしながら、
それが逆にストレスになる時が現代社会を生きていれば必ず起こる。
周りが勝手に反応するストレスなどが一例だ。

私は、ベジタリアン、ヴィーガンという枠を設けずなるべく主張することもなく、基本的に動物性は摂取しない(動物性食品は買わない)玄米菜食のライフスタイルに落ち着いている。

自給自足で取れた愛しい鶏の放し飼いの卵は食しても全く問題ないだろう。
愛しい牛の放牧で育った乳をたまに嗜好品と嗜むことも全く問題ないだろう。
将来、戦争、飢餓、地球環境破壊、食糧難の時代がやってきて作物が育たなくなったら愛する鶏、愛する牛を屠殺して家族を養うために食さなければならなくなる時が来ることもあるだろう。
全ては自然界のバランスの問題であり、「生きるためにいただく」祈りが頭の片隅にほんの少しでもあるか否かであろう。

◯ 大きな心で生命の大切さを知る方法
MACRO(大きな・偉大な)+BIO(生命の)+TICS(方法/術)。
大きな生き方・生命・人生を捉え、より良くしていくための方法。

近年、マクロビオティックのイメージは、玄米菜食でベジタリアンな
イメージが先行しているようだが、元々肉食を禁止にしているわけではない。
ただし、厳格な方も多く、その厳格さが仇となり、ストレスが関係しているのか癌を発症したり、間違えた独自な食事法を何十年も
続けている人などもいるため、マクロビオティックそのものが否定されてしまう場面も見受けられる。
これもまた、「木を見て森を見ず」である。
どうやら対象や周り、食事法に問題があるのではなく、それを扱う
主体本人に問題が生じているために負の現実や噂が起こっている。
この根本を知ると改善の糸口、健康生活への答えに辿り着く。
まず、食事法を取り入れる前に、瞑想などを取り入れて、自己を見つめる時間、沈黙の時間、自己との対話を増やし精神性を
整えなければならないだろう。

私は、玄米菜食中心の食事に切り替えてから約10年経つが、すこぶる体の調子がよく、胃腸も快適で、風邪をたまに引きそうになるがすぐに自然治癒力で回復し、病院に10年以上通っていない(歯医者・眼科などは除く)。
これは、適切な一つの答えであろう。

◯ 三大理念

⑴ 身土不二
人の「身」と「土」は二つに分けられないという考え方である。
食材はできる限りその土地で採れた旬で自然に作られたものを食べること。
一言だと「地産地消」である。人は言ってみれば〝土を食べて生きている〟。
食べ物は全て土から作られ、その植物を動物や人が食べ、肉体は最終的に土に還る。
「人=土」土が病んでいるとき、私たちも病んでいるのである。
資源を大量に使って遠い土地や季節
はずれの産物を食卓にのせることは、資源を枯渇化させる。
CO2も上昇させ、地球を傷つけていく。

⑵ 一物全体
命あるものはまるごと全体で調和がとれている。
自然の恵みを残さず丸ごといただくこと。
①できるだけ皮や実を剥かない
② 未精製の穀物や食品を中心にする
③ 切り方・分け方を大切にする。陰陽を考えた回し切り・斜め千切りが基本である。

⑶ 陰陽調和
自然界は「陰」と「陽」のエネルギーの調和(陰陽は相対性)。
食べ物には陰陽が共存(基本的に上は陰性、
根は陽性)。
調理法にも陰陽がある(基本的に水無し炊き、蒸す、煮込む、炒める、焼く、漬ける、茹でるなど)。
ナトリウム(塩分)とカリウムのバランスをとっているともいえる。

◯ 食本主義:心身の病気の原因は食にあり

◯ 人類穀物動物論
人間の歯は、穀物をつぶす:臼歯が20本。野菜を噛み切る:切歯(門歯)が8本。
肉や魚を噛む:犬歯4本。
つまり、人類は、「穀物5:野菜2:動物性食品1」の割合で摂取してきた穀物動物であるとする考え方がマクロビオティックの基本にある。

◯ 摂取量
① 全粒穀物(50〜60%)
玄米・あわ・大麦・小麦・とうもろこし・そばなど

② 野菜(30%前後)
野菜(緑黄色野菜・淡色野菜・いも)

③ その他(10〜15%)
牛肉・豚肉、卵・鶏肉、乳製品、菓子、ナッツ類、魚介類、果物、油、調味料(塩・しょうゆ・みそ・酢)、豆・豆の加工品/海草

◯ 生物学的元素転換
フランスの科学者ルイ・ケルヴランが生物学的元素転換という理論を提唱した。
彼は、鶏は摂取するカルシウムより卵のカルシウム量が多いことを発見したのである。
これは体の中で原子が転換していることを証明した一例である。
また、自然農法の畑でも同じことが起こっている可能性がある。
マクロビオティックの創始者桜沢如一が参考にしている考え。
マクロビオティックと言えば、前述した通り陰陽調和・一物全体・身土不二、そして玄米菜食に重きが置かれがちだ。
しかし、桜沢氏は、そういったことよりも

食は自然なもの 〝無肥料〟のものを食すことが大切

と考えていたようである。
つまり、無肥料のものを食さないと原子転換をする体が作りにくいという考えがあったのであろう。
化学肥料・有機肥料問わず、肥料とは言い換えれば人間がどうにかできるようなものでない母なる自然に対し、人間がこうしたい、ああすればいい、何かしておかないといけないと
いった人間欲望そのものであるとも捉えることができる。

◯ 自然主義経済:周りを犠牲にしない経済 「自分の幸せ=他人の幸せ」

規則に縛られず、一人ひとり体質や環境が異なり、変化も様々という根本的な考えがある。

◯ おすすめの取り入れ方
① 素材を自然に
② 自然な調味料を揃える
③ 圧力鍋など道具を揃える
④ More veggy less animals
⑤ 添加物less 

◯ マクロビオティック生活キーワード
〝say less do more speak less listen more〟
言うは行うより易し 名人は人に問う〟

◯ 世界平和
地球全体の幸福を目指す道。
寛容さと思いやりを養う食事法。
「怒」とは心の奴隷と書く。
今まで一般食を食べていた人は、ひとたびマクロビオティックを取り入れると変化が起きる。
抗体反応・デトックスである。
玄米が大量に食べたくてしょうがなくなったりするのを誰もが経験するだろう。
それは、
体の声そのものであるからだ。
今まで溜まった毒素を出そうと体が反応し始めるのだ。
そして次第に脳と体がクリアになっていく。

※マクロビオティック
従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。
長寿法を意味する。
玄米、全粒粉
を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、天日塩から組み立てられた食事である。
「身土不二・陰陽調和・一物全体」といった独自の哲学を持つ。
創始者の桜沢如一は、石塚左玄の玄米を主食とした食事法のための食養会に所属し会長も務めた後、思想を発展させ、また民間運動として世界(特にヨーロッパ巡業)に従事した。
その後、久司道夫がアメリカに普及させ、逆輸入として日本に入ってきた経緯がある。
他の呼称に玄米菜食、穀物菜食、自然食、食養、正食、マクロビ、マクロ、マクロバイオティック。

※桜沢如一(1983-1966)
日本の思想家、マクロビオティック(食養)の提唱者。海外ではジョージ・オーサワ(George/Georges Ohsawa)。
マクロビオティックを日本、北米、中南米、欧州、インド、アフリカ、ベトナムに広めた。

※ルイ・ケルヴラン(1901-1983)
フランスの科学者。生体内における酵素やバクテリアの作用によって、一つの元素が別の
元素に転換するという生物学的元素転換(Biological Transmutations)という理論を提唱したことで知られる。
1993年、「錬金術の熱心な崇拝者」としてイグノーベル賞を受賞。
著「生物学的元素転換」「自然の中の原子転換」などがある。

※ 言うは行うより易し
口で言うだけなら簡単だが、実際に行動に移すのは難しいということ。

※ 名人は人に問う
真の名人、悟った人は、うぬぼれることなく人の教えや意見を謙虚に聞くということ。

監修:ヨガ栄養士&マクロビオティック愛好家
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