100歳を生きている人々が口を揃えて言う。
食細くして生長く
◯ カロリー30%OFF
米Wisconsin National Primate Research Center(WNPRC)の研究機関において、中高齢のアカゲザルを対象として30年間行われてきた研究がある。
① 自由に餌を食べさせた群のサル
② カロリー制限をさせた群のサル
結果
① 群のサル:見た目がかなりの高齢で元気がない
② 群のサル:毛並みもよく若々しく飛び跳ねる
以上のことから、猿が成人から中高齢期においてエネルギー摂取のカロリー制限を行った場合、細胞の老化が遅れ、寿命の延長ができる。
長寿遺伝子である※サーチュイン遺伝子(Sirtuin)のスイッチが入ることが報告されている。
そしてこのことからヒトに置き換えて考えることもできるであろうと結論づけられている。
⑴ プチ断食
週末あるいは一食のみ食事を抜く方法
効果 ①:体重と内臓脂肪量の減少
効果 ②:糖代謝機能が低下する可能性がある
⑵ 間欠的絶食
一日置きに食べる日 食べない日を繰り返す
効果 ①:継続しやすい
効果 ②:内臓脂肪量は減少する
効果 ③:糖代謝機能が低下する可能性がある
摂取エネルギーよりも消費エネルギーが高くなるため、見た目や体重の数値には効果がでてくる。
しかし、普通に食生活を行っていた方が急に行うと、体の機能をむしろ悪くさせてしまうリスクがあるため、十分注意することだ。
行うときは焦らずゆっくりが肝心。
特に、食べる日が少なくなる分、食材は新鮮で、自然栽培の食品など食材の質にも気を使いたいところである。
※ サーチュイン遺伝子(Sirtuin)
長寿遺伝子とも呼ばれている。
細胞内が低栄養状態になると、生命エネルギーを生み出すミトコンドリアなどを増やし、細胞の寿命を延ばすことが知られている。
ただし、サーチュイン遺伝子とミトコンドリアとの関係に関しては反証結果も報告されている。
監修:ヨガ栄養士&マクロビオティック愛好家