アマラ(アムラ)は、スーパーフルーツの一種で、別名「若返りのフルーツ」。
トウダイクサ科。
日本では、別名、インドスグリと言われる。
英語名はインディアングーズベリー。
アムラは、インド伝承医学アーユルヴェーダゆかりの健康三大果実(アムラ・ハリキター・ビビター)で、インドシナ、台湾、中国南部の海抜1500m以上の山の斜面に生えている。
ヒンディー語で「看護師」を意味するアマラキの言葉が語源である。
抗酸化作用に優れ、ポリフェノールは赤ワインの約30倍、ビタミンCはレモンの約10倍含まれており、アムラに含まれるビタミンCは強い皮に守られ熱にも強いと言われている。
その他、ペクチン、ミネラル、アミノ酸などを豊富に含んでいる。
インドでは、果実だけでなく、葉、花、根にいたるまで薬として幅広く利用されている。
中には種が約6個入っていて、食べると強い酸味があり、苦味と渋みがある。
食用、薬用、美容など色々な利用法がある。
インドではよく屋台で売っているのを見かける。
5〜6個で50ルピー(約73円:2013年時点)前後で購入した記憶があるため、高い印象はない。
アムラ水などで飲んでいたが、かなり酸っぱくて苦味がある。
インドでは、砂糖につけたアムラのお菓子があるが、砂糖で甘くなり酸っぱさがなくなって美味しくいただける。
白砂糖であろうからその点が宜しくないが、一般的なチョコやお菓子を食べるよりかはまだマシなお菓子であろう。
ヨガの修行で疲れた体には重宝した(エネルギーとビタミンC補給)。
◯ 特徴
① 美肌効果
・ビタミンC(体内で合成できない)
800㎎/100g中
ビタミンCは、人間の体内で合成することはできないため、野菜や果実などから毎日摂取することが大切。
1日約100㎎が摂取推奨量である。
1本のタバコでビタミンC約25㎎消失すると言われる。
タバコは百害あって一利なし。最近では麻薬クラスの依存性があるとも言われ始めている。
どうしても吸いたいのであれば、オーガニックのホーリーバジル茶葉を巻いて吸うことを推奨する。(私は基本的に吸引するものがどうも苦手ですぐに喉を痛め風邪症状を発症するから吸わない。というか吸えない。)
② 抗酸化作用
・ポリフェノール(体内に蓄積されない)
3000㎎/100g中(ワインは230㎎/100㎖)
ポリフェノールは水に溶けやすく、摂取後30分で効き目があるが、体内で蓄積されないため、抗酸化効果は30分ほどで消滅する。
つまり、毎食、野菜や果物のポリフェノールを摂取することができる場合に限り、抗酸化予防ができるということである。
いくら食べ物やワインにポリフェノールが多く含まれているからといって時々摂取していては、抗酸化作用の効果は大幅に減少する。
また、昨今、百薬の長というキャッチフレーズは流行させるためであったなど、アルコールの脳に及ぼす薬害も際立り始め、脱酒の流行り風も吹き始めている。
③ 整腸作用・コレステロールを調整
・ペクチン
ペクチンとは、食物繊維の一種である。
植物の細胞壁を構成する多糖類の一つ。
整腸作用、便秘や下痢を予防する。悪玉コレステロールを下げるため、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にも良い作用がある。
④ ミトコンドリア活性化
生命細胞であるミトコンドリアが増える研究結果(マウスによる実験)がある。
⑤ 毛髪促進効果が期待
アムラのエキスは髪の成長サイクルを乱す酵素の働きを阻害するとされている。
シャンプーなどの商品にも使用されていることがある。
◯ 期待される効用
肌の老化防止。アレルギーの炎症抑制。糖尿病。便秘。貧血。痛風。肝機能障害。動脈硬化。眼病。喘息。骨粗鬆症。大腸炎。痔。若白髪。心筋梗塞。抗がん。抗老化。高血圧。コレステロール。感染症など