コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: DYSLIPIDEMIA

DYSLIPIDEMIA
4NUTRITION

DYSLIPIDEMIA

 脂質異常症
血液中の脂肪の割合が高くなった症状のことをいう。
これを継続すると動脈硬化などの別の病気を引き起こすことで知られている。


自覚症状がない → 放置 → 動脈硬化も放置 → 心筋梗塞・脳梗塞発症 → 死 or 後遺症

動脈硬化とは
血液中にある主に3つの働きが関与している。

 動脈硬化の症状の実態
  ⑴ LDL(悪玉コレステロール)
肝臓で作られたコレステロールを末梢の血管や組織へ運ぶ。コレステロールが高い人は、末梢の血管や組織でも十分に足りているので、これ以上血液のLDLを取り込めない。そのため、LDLは血液に長時間留まることになる。その結果、酸化された異常なLDL(変性LDL)へと変異する。これが傷ついた血管の内膜の細胞の隙間に付着したり、内膜の隙間から中へ入り込む。

  ⑵ マクロファージ
白血球の一種で免疫細胞。免疫は無毒になるまで処理する働きをする。 ⑴変性LDL を処理しようとするが、取り込んだ量が多いと処理できず、その残骸が血管の内膜を逆に傷つけてしまう。

  ⑶ 血小板
⑵によって傷ついた血管壁の血液の流出を防ぐ働きをする。出血は止まるが、塞いだ部分が内側に膨らむため、血液の流路が細くなる(高血圧にも)。そのため、赤血球や白血球も狭いところを通過するためさらに血管が傷つき悪循環が起こり始める。

 硬化(アテローム硬化)-動脈硬化の代表的な症状
⑴〜⑶を経過して血管の内側は盛り上がって動脈硬化巣となる。硬いものではなく、お粥状のどろどろ状態。そこから剥がれたものや血栓がつまり、脳でつまれば脳卒中、心臓でつまれば心筋梗塞を引き起こす。

 正常な生体防御反応
この働きは進化の過程において獲得してきた私たちの正常な防御反応である。

しかし、長い月日をかけて獲得した
生物の正常な防御作用が理由で、不幸にも現代の病気を引き起こさせてしまっていたのだ。

私たちの体は、まだ
飽食の時代・飽食の体に対応できる進化を遂げていない
なぜなら、人類(ホモサピエンス)が誕生してから、飢えの時代の約30万年のうち、飽食の時代は戦後たった約80年間に過ぎない。 


 現代病の対策
脂質の〝量〟も大切だが、それよりも、〝質〟と〝運動〟そして〝選択〟が必要。

つまり、〝放牧飼育・放し飼い
の肉製品や乳製品・卵(大量生産・化学物質で生産された穀物飼料飼育ではないもの)〟と〝YOGAやウォーキング〟そして〝オイルの正しき選択〟であろう。

良いオイルといえども、過剰摂取や酸化油は体にとってマイナスとなる。

監修 ヨガ栄養士&マクロビオティック愛好家